第2回「TRPGの日」交流の場コンベンション 報告書 平成11年1月30日 総責任者:芝先恵介 総括  今回掲げた「思い出に残るだけでなく、記録にも残るコンベンション」をコンセプトにコンベンションを開いたが、おおむね残すことができたと思う。  前回の反省から運営面では、省力化、経費の削減が大幅に削減され、一応の成功を残したように思える。  たとえば、省力化、経費削減を目標に掲げたため、前回の運営ノウハウを引き継いだ分厚い企画書を先に送付して、全体会議では内容の確認および承認を中心としたため大幅に会議の時間の短縮がなされた。  詳細や急を要する案件については、各担当部長と総責任者の会議を持つようになったのも今回からの「省力化」へ向けての一つである。  しかし、会議の回数を大幅に減らし、一部の人で詳細を決めることになったので、「情報がぜんぜんこないよー。」と各サークルさんからお叱りを受けたのも事実である。  また、分厚い企画書であるがゆえにあまり皆さん読んでいらっしゃらなかったようである。  このような省力化への試みは、今後活動を継続するにあたり非常に重要であるがゆえに第2回という早い段階で取り組みましたが、これにより新しいサークルさんを交流のためお誘いするのは難しいと判断し、今回のイベントは企画段階では、新サークルさんの参加を呼びかけることができなかったのが非常に心残りである。  しかし、ネットでの私的な活動を通じて多くのサークルさんにマスターで協力していただけたのは、今後の交流につなげたのではないかと思う。  また、前回、今回と総責任者を勤めさせたいただいたが、この「TRPGの日」が私個人のイベントにならないように次回は総責任者を辞退していたところ、快く総責任者に立候補したいただいたサークルオンワードの山本氏には感謝している。  今後とも地域サークルの皆さんのイベントとして開催していくことができればと心より願わずにはいられない。 総責任者 芝先恵介                クラッシュしたハードディスクを横目で見つつ書斎にて お金について  前回同様に資金は出資者を募り、一口1万円以上を出資していただいた。赤字・黒字は出資割合に応じて返金をお願いしていた。また、カンパも受け付けていた。そのため出資者に黒字が出た場合は、次回のためにカンパしていただけないかとお願いしたが、皆さん快く了承していただいた。  経費の削減のため予算枠をあらかじめ設け、それ以上経費がかかったとしても払わないということで、事前に予算を分配する予定であったが、予算のお金を分配できず、各部長にはご迷惑をおかけしました。  また、パンフレット作成部以外は小額であるため事前に渡さなくてもよいかと思う。余計に郵送の経費がかかってしまう。  今回大幅に経費が削減できた大きな要因は、あらかじめ予算を決めていた事が大きい。総括で述べたように事前の準備の経費が大幅に削減できた。第一回と比べていただければ、一目瞭然かとおもう。  しかし、前回からの問題である「隠れ経費」(たとえば、ポスターを貼りにいくときの交通費、電話連絡の際の電話料、各サークルに対する挨拶回りのための費用など)を計上すれば、やはり赤字に転落する。第1回全体会議で今後このような経費を支払っていかなければ、特に学生のように暇はあるがお金がないひとなどは、スタッフとして働いていただけないばかりでなく若い人にノウハウの伝達ができなくなる危機があるので、今後払えるようにすべきであるとの提言があった。  また、総責任者、部長の経済的負担が大きい。私個人の場合、携帯電話代が通常5000円で十分収まるところだが、イベント前は12000円を突破していた。また、多くのサークルさんに挨拶回りをすると、交通費を払って会場まで行き参加費を払って入場して代表者の方と話をするだけで相当費用がかかる。  彼らには何らかの経費の支給が必要かと思われる。たとえば、各部長には2000円総責任者には5000円など。  また、収入では参加費を800円にしたためその分増えている。しかし、アンケートではやはり高いとの認識がある。まだまだ収入的に足りないので、今後適正な価格でコンベンションが開けるように啓蒙していきたい。  また、前回高校生は割り引いていたが、今回割引などなかったので割引をする方が参加しやすいが、現在の価格では割り引きできないのが正直なところである。一般が1000円ぐらいになれば割引を検討していかなければならない。 第2回                     第1回 収入 (広告収入7000円含む)  100500   89000 経費 会場施設備品    43632          59480 パンフレット    27000           30000 その他経費     14399  85031    27240 116720 黒字15469         赤字27720 宣伝について  今回施設が狭いせいもあってポスターを広範に張り出す、サークルさんを回ってビラをたくさん配るというのは避けたせいもあって約100名の参加者であった。前回は定員いっぱいで、お客さんが入場できないことがあったので宣伝をある程度制限したのは正解であった。予想通りの人数である。  しかし、逆にマスターさんがあまってしまい非常に申し訳ないことをした。その理由は、マスター募集締め切り後に主催サークルだけではマスターが足りず、急遽私の判断で他サークルさんにマスターをお願いしたところ、皆さん快く了承していただけたからである。お願いした限りは皆さんにマスターをしていただけるように卓を用意させていただいため、卓われがおきてしまった。事前に卓われの場合もあると通知していたがやはり悪いことをしてしまった。これはイベントをする側としては、ある程度仕方がないことであると思う。 当日スケジュールについて 受け付け開始時間が15分遅れた以外は、ほぼスケジュールどおりに進めることができた。 当初15人のスタッフを予定として配置を決めていたが、ふたをあけてみると5人。事前の人数の確認が甘かったことは否めない。そのため駅待ちのスタッフを配置することはできなかった。しかし、港区民センターを予定していたので配置していたが、森之宮の府立青少年会館は知名度が非常に高いのでその必要もなかったように思う。  小人数だったこともあり前回は指揮系統の混乱があったが混乱しようにもすることができないぐらい少なかった。スタッフの人数は、当日運営責任者と「2人でも運営できるように考えておこう」と話していたことが現実味を帯びてしまった(私自身は3人いれば大丈夫と思っていたのだが)。意外と運営面での混乱は少なかった。朝にマスターさんを集めてのミーティングも皆さんよく理解していただけていたようだ。  なぜ5人で運営できるかというと、マスターさんが手伝っていただけるからである。また、参加者の皆さんの中には知り合いがいたりして協力していただけるからである。決してすべてを5人でするわけではない。スタッフは指示をすればよく、手伝っていただけるところは手伝っていただく。それがひいては今後のTRPGの日に引き込む(!)きっかけにもなるのだ。